しかし、実際に発音はそれほど重要視されるものではありません。でも、なぜか発音が良くないとカッコ悪いみたいな感じがありますよね。さらに悪いことに、心無い英語話者の中には英語の発音が良くない人が頑張ろうとしているのにバカにしたような発言をする者までいるから本当に残念です。外国人からすると、
「正直、日本人の英語の発音にはそもそも期待していない」
そうです。これは私が実際にアメリカ人の知人から聞いた話なのですが、決して悪い意味ではないらしく、更に聞いてみると
「僕たちアメリカ人が、日本語をしゃべりますといって君たちは正しい日本語の発音を期待する？なにを喋ってもおそらくカタコトになるだろう。僕だってかなり長い期間日本語を勉強しているけどいまだに"スシ"、"テンプラ"っていった感じだしね。でも、僕らがなんとか日本語をしゃべってコミュニケーションをとろうと努力していると日本人はすごく喜んでくれるし応援してくれるんだ。僕たちだって一緒だよ。外国語の発音を完璧じゃないにしろうまくなるには努力だけでは補いきれない部分もあるんだ。だから、少々の発音の悪さなんてきにするべきじゃないし少なくとも僕の周りにはそれをバカにする人間はいないね。むしろ、人が一生懸命努力しようとしている姿は本当に健気で美しいと思う。」
ということでした。
こういう考えの知り合いがいて本当によかったなぁと私自身思ったと同時に、安心もしました。(私も決して発音がいいほうとはいえないので)
彼とはこの話題に関してもっと話したのですがその結果一番大切なのは
伝えようとする努力
だということになりました。
1つでも多くの表現を覚えて使ってみる
少しでも英語で話す時間を増やせるようにしてみる
言葉がどうしても出てこないときに何とかして伝えようと頑張ってみる
私の恩師が昔言った言葉で「英語は、英語圏の人と話すための道具にすぎない」
と言われたことを今でもよく覚えています。
そう、単なる道具なんです。意思疎通がはかれればいいんです。
そう考えると、発音の良し悪しにあまりにも神経を使いすぎるのはナンセンスかもしれませんね。