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日本での社内英語公用語化に対する外国人の意見

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ども、前回・日本での社内英語公用語化についてよく思わない人もいるという記事を書きました。
そして、そのあと実際に私がよくチャットでおしゃべりする外国人に意見を聞いてみました。

その人の国籍はフィリピンで、年は20代半ばで女性です。

彼女は日本が好きで独学で日本語を勉強していつか日本に住みたいとまで言っている大の日本好きです。なので、話す前に彼女に「日本びいきのような考えはしないでほしい。あくまで純粋にこの問題について君の意見を聞かせて欲しい」と伝えた上で意見を聞きました。

すると、彼女が返した答えは物凄くシンプルなものでした。



「英語は便利だけど絶対的なものではない。必要なときだけ使えばいい」

すごくシンプルだけど、的確に答えてくれてる気がしました。
彼女は続けてこういうことも教えてくれました。

言語はその国の大切な文化の一つ。国際的な場や英語圏においては英語はとても便利で必要なものかもしれない。現に私たちも英語のおかげでフィリピンー日本間でコミュニケーションをとれていていい友達関係も築けている。しかし、グローバル化とか国際的とかそういうことに対応するために日本国内において企業内であっても全ての人に母国語ではない英語を公用語とすることを強いるのはいいことだとは思わない。
今は、会社の中だけでとどまるかもしれないが万が一、日本の公用語が英語となってしまうようなことがあれば私は悲しい。そうなれば私たちの言語のように(*1)衰退してしまう恐れがあるからだ。
アメリカでは英語を、フランスではフランス語を、日本では日本語を使うべきだ。その国の言語に従うべきだ。

*1:かつてアメリカの植民地だったフィリピンでは、フィリピノ語(タガログ語)という母国語があるが、英語が公用語とされ公の場においてはフィリピノ語が使われることはあまりなく、英語が知的な言語という認識がなされているようです。



彼女の考えが正しいのか間違っているのかは私にはちゃんとしたジャッジはできませんが、日本を好きで、日本人にもっと自分たちの言語の日本語を愛し、誇りに思って欲しい。そういう思いを感じ私は非常に嬉しかったです。


英語は使うもの。英語に使われてはいけない

どの国にもいえることですが、自分の国の文化や言語は大事にしたいし、するべきだと思います。
国際化は大いにいいことですし、英語を話せるようになることもとてもいいことです。しかし、それによって自分たちの文化や言語が軽視され他の言語に支配されるような状態になってしまっては・・・・少し悲しいですよね。


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